「新NISAの成長投資枠、何を買えばいいの?」と迷っていませんか?
成長投資枠は年間240万円まで非課税で投資できる強力な枠ですが、つみたて投資枠とは対象商品が異なり、ETFや個別株も購入可能です。一方で「買ってはいけない商品」もあるため、正しい知識が必要です。
この記事では成長投資枠で買えるおすすめETF・銘柄を日本株・米国株別にランキング形式で紹介します。個別株の選び方、つみたて投資枠との使い分け戦略、対象外商品の見分け方まで2026年最新情報でまとめました。
成長投資枠の基本スペックと特徴
まず成長投資枠の基本スペックを確認しておきましょう。
| 項目 | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 240万円 | 120万円 |
| 生涯投資上限 | 1,200万円まで(合計1,800万円) | 合計1,800万円 |
| 非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
| 対象商品 | ETF・個別株・投資信託(一部除く) | 長期積立向け投資信託のみ |
| 購入方法 | 一括・積立どちらもOK | 積立のみ |
| 対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
成長投資枠の最大の特徴はETFや個別株を非課税で保有できる点です。つみたて投資枠では買えない米国ETF(VOO・VYM等)や日本の高配当個別株も対象になります。
成長投資枠で買ってはいけないもの【対象外商品一覧】
成長投資枠には購入できない商品があります。以下の商品は非課税枠の対象外なので注意が必要です。
| 対象外の商品タイプ | 具体例 | 理由 |
|---|---|---|
| レバレッジ型ETF・投信 | NEXT FUNDS 日経225レバレッジ(1570) | 短期売買向けで長期投資に不向き |
| インバース型ETF・投信 | NEXT FUNDS 日経225インバース(1571) | 下落時に利益が出る仕組みで長期不向き |
| 毎月分配型投信(高頻度) | 毎月分配型の一部投信 | 複利効果を阻害する過度な分配 |
| 信託期間20年未満の投信 | 短期運用の一部ファンド | 長期運用を前提とした制度のため |
| 整理・監理銘柄 | 上場廃止決定・審査中銘柄 | 投資家保護の観点から除外 |
レバレッジ型・インバース型は要注意です。これらは日々のリバランスによる「複利の罠」があり、長期保有すると指数以上に価値が減少します。「短期の値動きを利用したい」という目的がなければ手を出さないのが賢明です。
成長投資枠おすすめ国内ETFランキング TOP5【2026年版】
東京証券取引所に上場している国内ETFは、円建てで購入でき確定申告が簡単なメリットがあります。特に二重課税調整制度が適用されるETFは、外国株ETFでも余分な税金を取り戻せます。
1位:1489 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型ETF
| 項目 | データ |
|---|---|
| 信託報酬 | 0.308%(税込) |
| 配当利回り | 約3.5〜4.0%(2026年5月時点) |
| 連動指数 | 日経平均高配当株50指数 |
| 分配頻度 | 年4回(1・4・7・10月) |
| 取扱証券会社 | 主要ネット証券全社 |
日経225採用銘柄の中から配当利回り上位50銘柄に投資します。トヨタ・三菱UFJ・NTT・JTなど大型優良株を高配当で保有できます。配当が年4回あるため受け取りの楽しさもあり、長期保有向けです。
高配当株投資に興味がある方は、新NISA成長投資枠で高配当株を活用する方法もあわせてご覧ください。
2位:2558 MAXIS S&P500上場投信
| 項目 | データ |
|---|---|
| 経費率 | 0.07% |
| 連動指数 | S&P500 |
| 分配頻度 | 年2回(3・9月) |
| 二重課税調整 | あり(外国税額控除が自動適用) |
| 取扱証券会社 | 主要ネット証券全社 |
米国ETFのVOOと同様のS&P500に連動しますが、円建てで購入でき、二重課税調整制度により外国株の配当に課税される外国税が実質的に還付されます。NISAで米国ETFを買う場合、確定申告不要でこの調整が受けられる点が大きなメリットです。
3位:2559 MAXISトータルリターン・国際株式(MSCI ACWI)上場投信
| 項目 | データ |
|---|---|
| 経費率 | 0.07% |
| 連動指数 | MSCI ACWI(全世界株式) |
| 分配頻度 | 年2回 |
| 二重課税調整 | あり |
| 特徴 | オルカン(全世界株式)のETF版 |
「オルカン」と呼ばれる全世界株式インデックスファンドのETF版です。先進国・新興国を含む約3,000銘柄に分散投資できます。投資信託版(eMAXIS Slim全世界株式)はつみたて投資枠でも買えますが、こちらはETF版として成長投資枠で購入できます。
オルカンとS&P500どちらを選ぶべきか迷う方は、オルカン vs S&P500 比較記事もご参考ください。
4位:2563 iシェアーズ S&P500 米国株ETF
| 項目 | データ |
|---|---|
| 信託報酬 | 0.0638%以内 |
| 連動指数 | S&P500 |
| 分配頻度 | 年4回(1・4・7・10月) |
| 二重課税調整 | あり |
| 運用会社 | ブラックロック・ジャパン |
S&P500連動ETFの中でも分配金が年4回と多く、定期的な配当収入を得たい方に向いています。運用会社のブラックロックは世界最大級の資産運用会社で信頼性も高いです。
5位:1577 NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型ETF
| 項目 | データ |
|---|---|
| 信託報酬 | 0.352%(税込) |
| 配当利回り | 約3.0〜3.5%(2026年5月時点) |
| 連動指数 | 野村日本株高配当70指数 |
| 構成銘柄数 | 約70銘柄 |
| 分配頻度 | 年1回(8月) |
1489と並ぶ日本高配当ETFの二大巨頭。時価総額上位から高配当70銘柄を均等加重しており、大型株偏重の1489とは異なる分散効果が期待できます。1489との比較では1577のほうが銘柄のばらつきが抑えられています。
成長投資枠おすすめ米国ETFランキング TOP5【2026年版】
米国ETFは米国株式市場に直接投資でき、コストが極めて低く長期的なリターンが期待できるのが特徴です。ただしNISA口座での米国ETFは、外国税額控除が使えないため国内ETF(2558・2559等)より税効率が下がる点に注意が必要です。
1位:VOO(バンガード・S&P500ETF)
| 項目 | データ |
|---|---|
| 経費率 | 0.03% |
| 連動指数 | S&P500(米国大型株500社) |
| 配当利回り | 約1.2〜1.5% |
| 分配頻度 | 年4回 |
| 運用資産総額 | 世界最大級 |
世界で最も人気のある米国ETFの一つ。経費率0.03%という超低コストでS&P500の500社に丸ごと投資できます。長期的な米国株式市場の成長をそのまま享受したい方に最適です。
2位:VTI(バンガード・トータルストックマーケットETF)
| 項目 | データ |
|---|---|
| 経費率 | 0.03% |
| 連動指数 | CRSP US Total Market Index |
| 構成銘柄数 | 約4,000銘柄 |
| 配当利回り | 約1.3〜1.6% |
| 特徴 | 米国全株式(大型〜小型) |
VOOがS&P500(大型株中心)に対し、VTIは米国市場全体の約4,000銘柄に投資します。中小型株も含むため、米国経済全体の成長を幅広く取り込めます。経費率はVOOと同じ0.03%と超低コストです。
3位:VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
| 項目 | データ |
|---|---|
| 経費率 | 0.04%(2026年2月に0.06%から引き下げ) |
| 連動指数 | FTSE High Dividend Yield Index |
| 構成銘柄数 | 約400銘柄 |
| 配当利回り | 約2.2〜2.5%(2026年5月時点) |
| 分配頻度 | 年4回 |
米国高配当ETFの中でも特に人気が高く、約400銘柄の高配当米国株に低コストで分散投資できます。2026年2月に経費率が0.06%から0.04%に引き下げられ、さらに低コストになりました。配当重視で安定したインカムゲインを求める方に向いています。
VYMの詳細な特徴やHDV・SPYDとの比較は、米国高配当ETF VYM・HDV・SPYD 徹底比較2026年版をご覧ください。
4位:QQQ(インベスコQQQトラスト)
| 項目 | データ |
|---|---|
| 経費率 | 0.20% |
| 連動指数 | ナスダック100指数 |
| 主要構成銘柄 | Apple・Microsoft・NVIDIA・Amazonなど |
| 配当利回り | 約0.5〜0.8%(低め) |
| 特徴 | ハイテク・グロース株中心 |
ナスダック100指数に連動し、AppleやMicrosoft、NVIDIAなどテクノロジー大手を中心に投資します。経費率は0.20%とやや高めですが、ハイテク株の成長性に賭けたい方に人気です。ただし株価変動が大きいため、リスク許容度が高い方向けです。
5位:VIG(バンガード・米国増配株式ETF)
| 項目 | データ |
|---|---|
| 経費率 | 0.06% |
| 連動指数 | NASDAQ US Dividend Achievers Select Index |
| 選定基準 | 10年以上連続増配企業 |
| 配当利回り | 約1.6〜2.0% |
| 特徴 | 増配が続く財務優良企業のみ |
10年以上連続して配当を増やし続けている企業のみを組み入れた、いわゆる「配当貴族」型ETFです。VYMより利回りは低めですが、増配の継続性が高く、長期保有で配当が着実に増えていく特徴があります。財務健全な優良企業揃いで、安定志向の長期投資家に向いています。
成長投資枠で個別株を選ぶポイント
ETFではなく個別株で成長投資枠を活用したい方も多いでしょう。個別株は銘柄選びが難しい反面、高い配当利回りや株主優待が得られるメリットがあります。
個別株を選ぶ4つの基準
| 選定基準 | 目安 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 配当利回り | 3.0%以上が目安 | 証券会社の銘柄検索・スクリーニング機能 |
| 配当継続性 | 5年以上の安定配当・増配実績 | IR情報・有価証券報告書 |
| 自己資本比率 | 30%以上推奨(40%以上なら優良) | バランスシート・財務サマリー |
| 営業キャッシュフロー | 安定してプラス(毎年黒字) | キャッシュフロー計算書 |
成長投資枠で人気の個別株【2026年版】
NTT(日本電信電話)は成長投資枠での個別株人気No.1です。1株100円前後から購入でき少額投資が可能、配当利回りは約3%台、自己資本比率は安定的です。通信インフラという安定した収益基盤を持ち、長期保有に向いています。
高配当個別株のポートフォリオ構築については、高配当ポートフォリオの組み方もあわせてご覧ください。
個別株のリスク管理として重要な点:
- 1銘柄に集中せず10銘柄以上に分散することを推奨
- 1銘柄あたりの投資金額はポートフォリオの10〜15%以下に抑える
- 業種分散も意識する(金融・製造・通信・消費財など)
- 定期的に財務状況をチェックし、減配・業績悪化に注意
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け戦略
新NISAを最大活用するには、2つの枠の特性に合わせた使い分けが重要です。
| 戦略 | つみたて投資枠(年120万円) | 成長投資枠(年240万円) |
|---|---|---|
| 基本の使い方 | オルカン・S&P500の毎月自動積立 | ETF一括購入・個別株・高配当株 |
| 投資スタイル | ほったらかし長期積立 | 能動的な銘柄選択 |
| おすすめ対象者 | 全員(特に初心者) | ある程度の知識がある方 |
| 優先順位 | まずこちらを埋める | つみたて枠を活用した後に |
おすすめの具体的な使い分けパターン
パターン①【初心者向け】つみたて優先+成長枠もインデックス
- つみたて投資枠: eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を月10万円積立
- 成長投資枠: 2558(MAXIS S&P500)や1489(日本高配当ETF)を年1〜2回一括購入
パターン②【配当収入重視】高配当ETF・株メイン
- つみたて投資枠: S&P500インデックス積立(値上がり益狙い)
- 成長投資枠: 1489・VYM・個別高配当株で配当収入を積み上げ
パターン③【上級者向け】成長枠をフル活用
- つみたて投資枠: オルカンを月10万円
- 成長投資枠: 余剰資金を国内ETF・米国ETF・個別株に振り分け(年240万円活用)
投資信託の再投資・分配金なし設定については、投資信託の再投資と分配金なしどちらがおすすめ?で詳しく解説しています。
暴落時の積立継続の考え方については、新NISA暴落時でも積立を継続すべき理由もあわせてどうぞ。
証券会社別 成長投資枠の対応状況【2026年比較】
成長投資枠でETFや米国株を購入するには、証券会社選びも重要です。特に米国ETF(VOO・VTI・VYM等)を買う場合は、米国株対応の証券会社が必須です。
| 証券会社 | 国内ETF | 米国ETF・株 | NISA手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| DMM株 | ○ | ○(手数料0円) | 無料 | 米国株手数料が業界最安水準 |
| マネックス証券 | ○ | ○(4,500銘柄超) | 無料 | 米国株の取扱銘柄数No.1クラス |
| SBI証券 | ○ | ○(4,000銘柄超) | 無料 | 国内最大の口座数、iDeCoも強い |
| 楽天証券 | ○ | ○(4,000銘柄超) | 無料 | 楽天ポイント投資可能 |
| 松井証券 | ○ | △(一部対応) | 無料 | サポートが手厚く初心者向け |
証券会社の詳細な比較は、新NISA おすすめ証券口座比較2026で5社を徹底比較しています。
米国ETFを買うならDMM株またはマネックス証券
VOO・VTI・VYMなどの米国ETFをNISA口座で購入するなら、DMM株かマネックス証券が特におすすめです。
DMM株の特徴:
- 米国株・ETFの取引手数料が実質0円(スプレッド込み)
- スマホアプリが使いやすく初心者でも操作しやすい
- NISA口座での米国株購入に対応
マネックス証券の特徴:
- 米国株の取扱銘柄数が4,500銘柄超と業界トップクラス
- iDeCoのおすすめ銘柄(eMAXIS Slim オルカン等)も取り扱い
- マネックスカードでクレカ積立に対応(積立1.1%還元)
新NISA成長投資枠を使う際の注意点
①生涯投資枠の管理に注意
成長投資枠と合わせた生涯投資枠は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円上限)です。売却した場合は翌年以降に枠が復活しますが、年間上限(240万円/年)は変わりません。焦って年初に一括購入するよりも、計画的な投資が重要です。
②NISA口座で米国ETFは外国税額控除が使えない
VOOやVYMなど米国ETFを特定口座で保有している場合は、確定申告で外国税額控除を申請できます。しかしNISA口座では外国税額控除が使えません。米国株式の配当には米国で10%の源泉徴収がかかり、これが戻ってこない点を理解した上で投資しましょう。
これを避けるには、先述の国内上場ETF(2558・2559等)を利用する方法があります。これらは二重課税調整制度により、外国税相当分が分配金から差し引かれる形で調整されます。
③成長投資枠の損益通算に注意
NISA口座での損失は、特定口座の利益と損益通算できません。また損失を翌年以降に繰り越す繰越控除も使えません。成長投資枠での投資は「長期保有を前提」とした銘柄選びが重要な理由の一つです。
④1,800万円を早期に埋めることを焦らない
「早く1,800万円の生涯枠を使い切りたい」と焦る必要はありません。非課税保有期間が無期限のため、長期でコツコツ積み上げていくことが最大の強みです。
360万円(年間上限)を毎年使い切る戦略については、新NISA 年360万円満額vs少額積立 比較もご参考ください。
まとめ:成長投資枠の活用ステップ
新NISA成長投資枠の活用ポイントをまとめます。
- まずつみたて投資枠でオルカン・S&P500の積立を開始(毎月5〜10万円)
- 成長投資枠はETFからスタート(1489・2558・VOO・VYMなど)
- 慣れてきたら個別株を追加(配当利回り3%以上・財務健全な銘柄)
- レバレッジ・インバース・毎月分配型は成長投資枠で買わない
- 米国ETFを買うなら証券会社の手数料と二重課税を意識
成長投資枠はうまく活用すれば、長期的な資産形成を大きく加速させる強力な枠です。まずは自分のリスク許容度と投資目的を明確にした上で、ETFからスタートすることをおすすめします。
成長投資枠で米国ETFを買うなら:DMM株
米国株・ETFの取引手数料が実質0円。VOO・VTI・VYM・QQQをNISA口座でコストなく購入できます。スマホアプリが使いやすく初心者にもおすすめです。
米国株の銘柄数が豊富:マネックス証券
米国株の取扱銘柄数4,500超と業界トップクラス。iDeCoのeMAXIS Slim オルカンも唯一取り扱い。NISAとiDeCoを一箇所で管理したい方に最適です。


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