「新NISAを始めたいけど、どの証券口座を選べばいいかわからない」——そんな悩みを持つ方は多いはずです。SBI証券・楽天証券・マネックス証券・DMM株・松井証券、どれも「NISA手数料無料」を謳っていますが、クレカ積立のポイント還元率・取扱銘柄数・iDeCo対応・サポート体制は各社で大きく異なります。
この記事では2026年最新情報をもとに5社を徹底比較し、初心者から投資上級者まで、タイプ別のおすすめ口座を解説します。口座は複数開設できるので、目的に合わせた使い分け戦略も紹介します。
【2026年最新】5社スペック比較一覧
まず全体像を把握しましょう。主要5社の新NISAスペックを一覧で比較します。
| 証券会社 | NISA手数料 | クレカ積立 最大還元率 | つみたて 投資枠本数 | 米国株 銘柄数 | iDeCo |
|---|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | 無料 | 最大3%※1 | 約282本 | 約5,000銘柄 | ◎ |
| 楽天証券 | 無料 | 最大1.0% | 約280本 | 約4,750銘柄 | ◎ |
| マネックス証券 | 無料 | 1.1%※2 | 約250本 | 約5,000銘柄 | ○ |
| DMM株 | 無料 | なし | 0本(不可) | 約1,950銘柄 | ✕ |
| 松井証券 | 無料 | なし | 約1,800本 | 約1,600銘柄 | ○ |
※1 SBI証券:三井住友カードプラチナプリファードは年間利用300万円以上で最大3.0%(2024年10月以降、年間利用額に応じた段階制に変更)。一般カードは前年度年間利用10万円未満は0%。
※2 マネックス証券:月5万円まで1.1%、月5〜7万円0.6%、月7〜10万円0.2%。2026年10月よりカードショッピング月1万円未満は0%。
※3 入会初年度は年間利用額条件なしで所定の還元率が適用されます(三井住友カード)。
SBI証券——口座数No.1の総合力最強ネット証券
新NISAの特徴
国内最大手のネット証券。NISA口座数は業界No.1(1,000万口座超)で、日本株・米国株・投資信託のすべてがNISA口座内で手数料無料です。つみたて投資枠の対応ファンド数は約282本、成長投資枠での投資信託は1,155本以上と圧倒的な品揃えを誇ります。
米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄以上と業界最多水準で、個別株投資にも対応しています。
クレカ積立ポイント還元率(2026年最新)
三井住友カード各種でクレカ積立が可能です。2024年11月から前年度の年間カード利用額に応じた段階的還元に変更されました。
| カード | 前年利用100万円以上 | 前年利用10万円以上 | 前年利用10万円未満 |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード(一般) | 1.0% | 0.75% | 0% |
| 三井住友カードゴールド(NL) | 1.0% | 0.75% | 0% |
| 三井住友カードプラチナプリファード | 最大3.0%(年間利用300万円以上が条件) | 1.0% | 1.0% |
| 三井住友カードプラチナ | 2.0% | 1.5% | 0.5% |
注意点:前年度のカード年間利用額が10万円未満の場合、クレカ積立のポイントが0%になります。普段あまりカードを使わない方は楽天証券のほうが安定した還元を受けられます。なお、入会初年度は年間利用額条件なしで所定の還元率が適用されます。
iDeCo対応
iDeCoでも業界トップクラスのファンドラインナップを提供しており、eMAXIS Slim シリーズなど超低コストインデックスファンドが揃っています。新NISA・iDeCo・特定口座をすべてSBI証券で一元管理できる点が強みです。
こんな人におすすめ
- 三井住友カードをすでに持っている、またはカード利用額が多い人
- 米国株の個別株投資も検討している人
- NISA・iDeCo・特定口座を一元管理したい人
- IPO投資にも興味がある人(業界No.1のIPO取扱数)
楽天証券——楽天経済圏ユーザーの最強パートナー
新NISAの特徴
楽天ユーザーに特に有利なネット証券。楽天カードでのクレカ積立+楽天キャッシュを組み合わせることで、月最大15万円まで積立が可能という業界唯一の仕組みが最大の差別化ポイントです。
貯まった楽天ポイントをそのまま投資信託の購入に使える「ポイント投資」も充実しており、楽天市場・楽天モバイル・楽天銀行との連携でポイントが貯まりやすい環境が整っています。
クレカ積立ポイント還元率(2026年最新)
| カード | 一般ファンド | 指定ファンド | 月上限額 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般) | 0.5% | 1.0% | 月5万円 |
| 楽天ゴールドカード | 0.75% | 1.0% | 月5万円 |
| 楽天プレミアムカード | 1.0% | 1.0% | 月5万円 |
| 楽天キャッシュ(楽天カードチャージ) | 0.5% | 0.5% | 月5万円 |
楽天カード(月5万円)+楽天キャッシュ(月5万円)の併用で月10万円まで積立可能。さらに楽天カード決済の上限引き上げにより月15万円までの積立設定も可能です(2024年以降、条件付き)。
楽天証券の強み:SBI証券と違い、年間カード利用額に関係なく安定したポイント還元が受けられます。積立額が少なめ(月3〜5万円)の初心者でも確実にポイントが貯まる点が魅力です。
iDeCo対応
楽天証券のiDeCoは2026年4月に商品ラインナップを見直し、39本の投資信託をラインナップ。楽天・オールカントリー株式インデックスファンドなど人気ファンドを含む充実した品揃えです。
こんな人におすすめ
- 楽天カード・楽天モバイル・楽天銀行などをすでに使っている人
- 楽天ポイントをNISAに活用したい人
- 月5万円以下の積立から始める初心者
- 年間カード利用額が少ない人(SBI証券だとポイント0%になる可能性)
マネックス証券——米国株投資家・分析ツール重視派の一択
新NISAの特徴
マネックス証券の最大の強みは米国株の取扱銘柄数と分析ツールの充実度です。米国株は約5,000銘柄を取り扱い、日本株・米国株・中国株・投資信託のNISA取引がすべて手数料無料。さらに時間外取引(プレ・アフターマーケット)にも対応しており、本格的な米国株投資に最適です。
分析ツール「銘柄スカウター」は無料で使えるにもかかわらず機能が非常に充実しており、米国株・日本株の財務分析・業績推移・バリュエーション比較が直感的に行えます。
クレカ積立ポイント還元率(2026年最新)
| 積立額 | ポイント還元率 | 月10万円積立時の獲得ポイント |
|---|---|---|
| 月5万円まで | 1.1% | 550ポイント |
| 月5万円超〜7万円まで | 0.6% | 120ポイント |
| 月7万円超〜10万円まで | 0.2% | 60ポイント |
| 合計(月10万円積立) | 平均0.73% | 730ポイント |
2026年10月からの重要変更:マネックスカードのカードショッピング月間利用額が1万円未満の場合、クレカ積立のポイント還元率が0%になります。ただしマネックスカードは2026年10月から年会費が永年無料に変更されます。月1万円以上カードを使えば月5万円積立まで1.1%還元は維持されます。
iDeCo対応
27本の厳選ファンドをラインナップ。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)など超低コストファンドが充実しており、少ない本数でも必要十分な選択肢が揃っています。運営管理手数料は誰でも無料です。
こんな人におすすめ
- 米国個別株・ETFに本格的に投資したい人
- 銘柄分析ツールを活用して投資判断したい人
- 中国株・香港株にも投資したい人
- 月5万円積立で最大ポイント還元を狙いたい人
DMM株——米国株の手数料・スプレッド最安を追求したい人向け
新NISAの特徴と注意点
DMM株の最大の特徴は米国株・国内株のNISA取引が完全手数料無料で、コスト最優先の投資家に向いています。ただし投資信託の取り扱いがないため、新NISAのつみたて投資枠(年120万円)を利用できません。DMM株で利用できるのは成長投資枠(年240万円)の株式・ETF取引のみです。
米国株は約1,950銘柄を取り扱い、23時間取引(夜間取引対応)が可能。米国市場の時間外でもリアルタイムに近い形で売買できます。
DMM株が向いている人・向いていない人
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | 積立より個別株・ETFをNISA成長投資枠で買う人、米国株を中心に運用する人 |
| 向いていない人 | インデックスファンドの積立を主軸にする人(つみたて投資枠が使えない) |
| クレカ積立 | 非対応 |
| iDeCo | 非対応 |
| つみたて投資枠 | 利用不可(投資信託非対応のため) |
結論:DMM株は「積立NISAよりも個別株のNISA非課税運用を重視する方」向けの証券会社です。つみたて投資枠を使いたい場合はSBI証券・楽天証券との口座併用が必要です(NISAは1人1口座のみのため、NISA口座をDMM株に設定した場合は他社でつみたて投資枠を使えません)。
松井証券——サポート重視・長期安定投資家の選択肢
新NISAの特徴
1918年創業、業界最老舗のネット証券。日本株・米国株・投資信託のNISA取引がすべて手数料無料で、特に米国株の為替手数料も完全無料(SBI・楽天は片道25銭)という点が他社との大きな差別化ポイントです。
投資信託の取扱本数は約1,800本以上で、つみたて投資枠対応ファンドも充実。また業界最高評価の電話サポート(平日・土日対応、夜間も対応)を誇り、「わからないことをすぐ聞きたい」という初心者や高齢投資家から高い評価を得ています。
松井証券の独自サービス
- 投信工房:無料のロボアドバイザーで自動リバランスに対応
- 為替手数料完全無料:米国株の買付・売却時の為替コストゼロ
- 投資信託毎月ポイント還元:投信保有残高に応じて松井証券ポイントを付与
- 50万円以下の国内株取引:0円(NISA以外でも)
こんな人におすすめ
- わからないことはすぐ電話で聞きたい初心者・シニア投資家
- 米国株・ETFの為替コストをゼロにしたい人
- 自動リバランス機能を使って長期積立したい人
- クレカ積立にこだわらない人
クレカ積立ポイント還元率 詳細比較——10年間の差額シミュレーション
月10万円を10年間積み立てた場合のクレカ積立ポイント獲得額の試算です(ポイント1pt=1円換算)。
| 証券会社×カード | 月還元率(月10万円) | 年間ポイント | 10年累計ポイント |
|---|---|---|---|
| SBI × プラチナプリファード(利用300万円超) | 実質約3.0% | 約36,000pt | 約360,000pt |
| SBI × 一般カード(利用100万円超) | 1.0%(5万円まで) | 約6,000pt | 約60,000pt |
| 楽天 × プレミアムカード | 1.0%(5万円まで) | 約6,000pt | 約60,000pt |
| マネックス × マネックスカード | 平均0.73%(月10万円) | 約8,760pt | 約87,600pt |
| 楽天 × 楽天カード(一般) | 0.5%(5万円まで) | 約3,000pt | 約30,000pt |
ポイント:マネックスカードは月5万円積立なら1.1%で他社一般カードを上回りますが、月10万円積立では平均0.73%に下がります。月5万円以下の積立ならマネックスカードが最高還元率、月5万円以上積み立てるならSBI×三井住友カード(利用額条件あり)か楽天プレミアムカードと組み合わせると有利です。
iDeCo対応状況 比較
| 証券会社 | iDeCo対応 | ファンド本数 | 運営管理手数料 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | ◎ | 業界最多水準 | 無料 | eMAXIS Slim全シリーズ対応 |
| 楽天証券 | ◎ | 39本(2026年4月見直し) | 無料 | 楽天・オールカントリー等人気ファンド充実 |
| マネックス証券 | ○ | 27本 | 無料 | 超低コストファンド厳選、分析ツール使用可 |
| DMM株 | ✕ | — | — | iDeCo非対応 |
| 松井証券 | ○ | 40本前後 | 無料 | ロボアドバイザー「投信工房」との併用可 |
iDeCoも含めた資産形成を考えるなら、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券の4社が選択肢です。iDeCoと新NISAを同じ証券会社で管理するとポートフォリオ全体が把握しやすくなります。
初心者向け おすすめ証券口座ランキング
第1位:楽天証券
楽天カード・楽天銀行を持っている人が多い日本では、楽天証券が初心者に最も敷居が低い選択肢です。楽天カードで積立設定するだけで自動的にポイントが貯まり、年間カード利用額に関係なく安定した0.5〜1.0%還元を受けられます。アプリの使いやすさも高評価で、積立の停止・変更も画面上で直感的に操作できます。
第2位:SBI証券
口座数業界No.1の実績と、IPO・iDeCo・NISA・特定口座を一元管理できる総合力の高さが魅力。三井住友カードで普段の買い物を月10万円以上している人は、クレカ積立のポイント還元率でも楽天証券を上回ります。初心者でも扱いやすい「かんたん積立 iSPEED」アプリあり。
第3位:松井証券
「操作方法がわからなくなったらすぐ電話したい」という初心者に最適。土日・夜間も繋がる手厚いサポートと、50年以上の歴史から来る信頼性が強みです。クレカ積立はないものの、投信工房(無料ロボアド)で自動積立・リバランスができます。
投資上級者向け おすすめ証券口座ランキング
第1位:マネックス証券(米国株重視)
米国個別株・ETFへの投資を本格的に行うなら、取扱銘柄数・分析ツール(銘柄スカウター)・時間外取引対応の面でマネックス証券が最も充実しています。NISAの成長投資枠で米国個別株を長期保有する戦略に最適です。
第2位:SBI証券(総合力重視)
IPO投資・信用取引・FX・先物など幅広い投資商品をNISA口座と並行して管理できます。SBIグループ(SBI新生銀行・住信SBIネット銀行)との連携で金利優遇も受けられる点が上級者向けのメリットです。
第3位:DMM株(個別株コスト最小化)
積立より個別株・ETFのNISA非課税枠活用を重視する上級者に向いています。国内株・米国株の手数料が完全無料で、ポジションを頻繁に入れ替える運用スタイルでもコストを最小化できます。ただし、つみたて投資枠が使えない点を補うため他社との併用(NISAは1口座)や特定口座での積立との組み合わせを検討してください。
結論——目的別おすすめ組み合わせ
| 投資スタイル | おすすめ第1位 | 理由 |
|---|---|---|
| インデックス積立(楽天ユーザー) | 楽天証券 | 楽天カード×ポイント、月15万円積立対応 |
| インデックス積立(三井住友カードユーザー) | SBI証券 | 年間利用100万円超で1.0%還元 |
| 月5万円積立でポイント最大化 | マネックス証券 | 月5万円まで1.1%が最高還元率 |
| 米国個別株・ETF重視 | マネックス証券 | 銘柄数5,000超・分析ツール最強 |
| 電話サポート・使いやすさ重視 | 松井証券 | 業界No.1サポート・為替無料 |
| 個別株のNISA非課税枠活用 | DMM株 | 手数料無料・23時間取引 |
新NISA・高配当株・iDeCoの関連記事
新NISA口座の開設後は、投資戦略も一緒に学んでおきましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。
まとめ
- すべての主要5社でNISA口座の売買手数料は無料——差はクレカ積立・銘柄数・iDeCo・サポートで生まれる
- 楽天経済圏ユーザーは楽天証券が最も恩恵が大きい
- 三井住友カードをよく使う人はSBI証券でポイント還元率を最大化できる
- 月5万円積立でポイント最優先ならマネックスカード×マネックス証券(1.1%)が最高
- 米国個別株に本格投資したいならマネックス証券(銘柄数・分析ツール最強)
- DMM株はつみたて投資枠が使えない点を理解した上で成長投資枠活用に限定するのが正しい使い方
- 松井証券はサポートと米国株為替無料が刺さる人には最有力
口座開設は無料で、複数社を持つことも可能です(NISAは1口座のみ)。まずはメインのNISA口座を1社決めて積立をスタートし、慣れてきたら特定口座や別目的で2社目を開設するのがおすすめです。
DMM株——米国株・国内株のNISA取引が完全無料
国内株・米国株ともにNISA取引手数料が完全無料。米国株は約1,950銘柄を23時間取引対応で提供しています。
マネックス証券——米国株5,000銘柄・分析ツール最強
米国株約5,000銘柄・無料の銘柄スカウター・iDeCo対応。本格的な米国株投資を新NISAで始めるなら最有力候補です。
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