「楽天証券でポイントを二重取りできると聞いたけど、仕組みが複雑でよくわからない」という方は多いのではないでしょうか。楽天証券には「楽天カード積立」と「楽天キャッシュ積立」の2つの決済方法があり、組み合わせることで月最大15万円の積立が可能です。さらに楽天キャッシュへのチャージと積立でポイントを二重に受け取れます。この記事では2026年最新の還元率・設定手順・二重取り戦略を完全解説します。
楽天証券の積立決済方法は2種類:カードとキャッシュの違い
楽天証券で投資信託を積み立てる際、クレカ積立には2つの決済手段があります。それぞれ別枠で設定でき、合計月15万円まで積み立てられます。
| 項目 | 楽天カード積立 | 楽天キャッシュ積立 |
|---|---|---|
| 月の上限 | 10万円 | 5万円 |
| ポイント還元率 | 0.5〜2.0%(カード種別・ファンドにより異なる) | 0.5%(一律) |
| ポイントの二重取り | なし(カード1種類のみ) | あり(チャージ0.5%+積立0.5%) |
| NISA対応 | ◎(つみたて・成長投資枠どちらも対象) | ◎(つみたて・成長投資枠どちらも対象) |
| 設定締切日 | 毎月12日(翌月分) | 毎月12日(翌月分) |
両方を最大設定すると、楽天カード積立(月10万円)+楽天キャッシュ積立(月5万円)=月15万円の積立が実現します。これは他の証券会社では追いつけない楽天証券最大の強みです。
楽天カード積立のポイント還元率【2026年最新】
楽天カード積立は過去に複数回の改悪・改善を経て、2026年現在の還元率に落ち着いています。カードの種別だけでなく、積み立てるファンドの「代行手数料(信託報酬のうち販売会社分)」によって還元率が変わる点が重要です。
2026年の楽天カード積立ポイント還元率
| カードの種類 | 代行手数料0.4%以上のファンド | 代行手数料0.4%未満のファンド(eMAXIS Slim等) | 年会費 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般) | 1.0% | 0.5% | 永年無料 |
| 楽天ゴールドカード | 2.0% | 1.0% | 2,200円 |
| 楽天プレミアムカード | 2.0% | 1.0% | 11,000円 |
重要な注意点:eMAXIS SlimシリーズやSBIインデックスシリーズなどの低コストインデックスファンドは「代行手数料0.4%未満」に該当するため、楽天カード(一般)では0.5%の還元にとどまります。「代行手数料0.4%以上」のファンドで1.0%の還元を受けるには、信託報酬がやや高めのアクティブファンドや一部のバランスファンドを選ぶ必要があります。
楽天カード積立の改悪経緯(参考)
楽天カード積立は2022年以降、還元率の改悪と改善を繰り返してきました。現在の還元率を正確に理解するための経緯です。
| 時期 | 変更内容 |
|---|---|
| 〜2022年7月 | 一般カード:全ファンド一律1.0% |
| 2022年8月〜 | 一般カード:代行手数料0.4%未満のファンドは0.2%に改悪(大幅改悪) |
| 2023年6月〜 | 一般カード:0.2%→0.5%に改善 |
| 2024年9月〜 | ゴールドカード:1%→2%に引き上げ |
| 2025年3月〜 | 一般カード:代行手数料0.4%以上ファンドが0.5%→1.0%に改善 |
| 2026年6月現在 | 上記の水準を維持中 |
過去の改悪実績があるため、楽天カード積立のポイントは「おまけ」と考え、主目的は非課税運用(新NISA)や節税(iDeCo)に置くのが賢明です。
楽天キャッシュ積立でポイント二重取りができる仕組み
楽天キャッシュ積立の最大の魅力はポイントの二重取りです。仕組みはシンプルで、「楽天カードで楽天キャッシュにチャージする際のポイント」と「楽天キャッシュで積立する際のポイント」の2つを同時に受け取れます。
二重取りの仕組み(楽天カード一般の場合)
- 楽天カード → 楽天キャッシュへのオートチャージ:5万円チャージ時に0.5%(250ポイント)付与(楽天カードのポイント)
- 楽天キャッシュで投資信託を積立:5万円積立時に0.5%(250ポイント)付与(楽天キャッシュの積立ポイント)
- 合計:1.0%(500ポイント)が月5万円の積立に対して付与される
通常の楽天カード積立(低コストインデックスファンドで0.5%)と比べると、楽天キャッシュ積立は1.0%と2倍の還元率になります。
カード種別×決済方法の組み合わせ別ポイント比較(月15万円フル積立)
| 組み合わせ | 楽天カード積立(月10万円) | 楽天キャッシュ積立(月5万円) | 月間合計 | 年間合計 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般)+低コストインデックス | 500pt(0.5%) | 500pt(1.0%) | 1,000pt | 12,000pt |
| 楽天カード(一般)+代行手数料0.4%以上 | 1,000pt(1.0%) | 500pt(1.0%) | 1,500pt | 18,000pt |
| 楽天ゴールドカード+低コストインデックス | 1,000pt(1.0%) | 500pt(1.0%) | 1,500pt | 18,000pt |
| 楽天ゴールドカード+代行手数料0.4%以上 | 2,000pt(2.0%) | 500pt(1.0%) | 2,500pt | 30,000pt |
低コストのeMAXIS Slimシリーズで積み立てる場合でも、ゴールドカード(年会費2,200円)を使えば年間18,000ポイントが獲得でき、年会費を大幅に超えます。
楽天カード積立の設定手順
楽天証券にログイン後、以下の手順で設定します。
- 楽天証券にログイン
- 「投資信託」→「積立注文」を選択
- 積み立てたい投資信託を検索・選択
- 「決済方法」で「楽天カードクレジット決済」を選択
- 毎月の積立金額を入力(100円〜10万円)
- 口座区分(NISA/特定口座)を選択
- 内容を確認し「注文する」で完了
設定締切日:毎月12日。12日を過ぎると翌々月分からの反映となります。月初から12日の間に設定すれば翌月分から積立が始まります。
楽天キャッシュ積立の設定手順(オートチャージ設定含む)
楽天キャッシュ積立はやや手順が多いですが、一度設定すれば自動で積立が続きます。
Step 1:楽天キャッシュのオートチャージ設定
積立前に、楽天キャッシュの残高が不足しないようにオートチャージを設定します。楽天ペイアプリまたは楽天ウォレットサイトから設定できます。
- 楽天ペイアプリを開く(またはウェブブラウザで楽天ペイにアクセス)
- 「楽天キャッシュ」→「チャージ」→「オートチャージ設定」を選択
- 「残高キープチャージ」を有効にする
- キープしたい残高金額を設定(積立金額以上に設定する:例:月5万円積立なら5万円以上)
- チャージ元のカードを「楽天カード」に設定
- 設定完了
オートチャージのタイミング:通常は1日1回ですが、毎月13〜15日は積立の引き落しに合わせて一定時間ごとにチャージが行われます。残高不足で積立が実行されないトラブルを防ぐため、キープ残高は積立金額の1.5〜2倍程度に設定しておくと安心です。
Step 2:楽天証券で楽天キャッシュ積立を設定
- 楽天証券にログイン
- 「投資信託」→「積立注文」を選択
- 積み立てたい投資信託を検索・選択
- 「決済方法」で「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択
- 毎月の積立金額を入力(100円〜5万円)
- 口座区分(NISA/特定口座)を選択
- 内容を確認し「注文する」で完了
ポイント:楽天カード積立と楽天キャッシュ積立は、同じファンドに対して別々の決済方法で設定できます。たとえば、楽天カードでeMAXIS Slim 全世界株式を月10万円積立しつつ、楽天キャッシュで同じファンドをさらに月5万円積立することが可能です。
ポイント最大化のための組み合わせ戦略
戦略①:楽天ゴールドカード+キャッシュで年30,000pt(年会費負け防止)
楽天ゴールドカード(年会費2,200円)を使い、代行手数料0.4%以上のファンドで積み立てると年間30,000ポイント(月15万円フル積立時)が獲得できます。年会費2,200円を差し引いても年間27,800ポイントの純利益です。
ただし、低コストインデックスファンド(eMAXIS Slim等)で積み立てる場合は、ゴールドカードでカード積立1.0%+キャッシュ積立1.0%=年間18,000ポイントとなり、それでも年会費2,200円を大きく超えます。
戦略②:楽天カード(一般・無料)で最小コストのポイント獲得
年会費を一切かけたくない方には、永年無料の楽天カード(一般)が最適です。
- 楽天カード積立:月10万円 × 0.5%(低コストインデックス)= 月500pt
- 楽天キャッシュ積立:月5万円 × 1.0%(チャージ0.5%+積立0.5%)= 月500pt
- 合計:月1,000pt・年12,000pt(年会費0円でのポイント獲得)
戦略③:新NISAつみたて投資枠に集中してポイントを得る
新NISAのつみたて投資枠(年間上限120万円=月10万円)をすべてクレカ積立・キャッシュ積立で賄えます。
- つみたて投資枠:月10万円(楽天カード積立)でフル活用
- 追加投資:月5万円(楽天キャッシュ積立)で特定口座または成長投資枠を活用
新NISAとiDeCoの優先順位についてはiDeCo vs 新NISA どちらを優先すべき?会社員のための順番決定ガイドで詳しく解説しています。
楽天証券 vs SBI証券:クレカ積立はどちらがお得か
| 比較項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| クレカ積立上限 | 月15万円(カード10万+キャッシュ5万) | 月10万円(クレカのみ) |
| 使えるカード | 楽天カード | 三井住友カード |
| 最大ポイント還元率 | 2.0%(ゴールド・代行手数料0.4%以上ファンド) | 3.0%(プラチナプリファード・年間利用500万円以上) |
| 低コストインデックスの還元 | 一般0.5%・ゴールド1.0% | NL 0.5%・ゴールドNL 1.0%(条件達成時) |
| 積立上限の多さ | ◎(月15万円で業界最大) | ○(月10万円) |
| こんな人に向いている | 楽天銀行・楽天カードをすでに使っている | 三井住友カード(SMBC)系列を使っている |
積立金額の多さでは楽天証券が優位です。楽天経済圏(楽天銀行・楽天カード)を使っているなら楽天証券のクレカ積立は最もシンプルで効率的な選択です。
楽天証券の口座開設手順については楽天証券の口座開設を初心者向けに手順を完全ガイドをご参照ください。
よくある質問
Q1. 楽天キャッシュ積立は楽天カードがないと使えない?
楽天キャッシュ自体は楽天カード以外からもチャージできます(楽天銀行口座などから)。ただしポイント二重取りを実現するには楽天カードからのオートチャージが必要です。楽天銀行からのチャージはポイント付与なし(チャージ分のポイントが得られない)ため、二重取りにはなりません。
Q2. NISA口座でも楽天キャッシュ積立は使える?
はい、新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠どちらでも楽天キャッシュ積立が利用できます。NISA口座での積立に対してもポイントが付与されます。
Q3. 楽天キャッシュの残高が不足した場合どうなる?
残高不足の場合、その月の積立は実行されません。積立が1回でもスキップされると月の積立計画が崩れるため、オートチャージ設定を必ず行いましょう。オートチャージのキープ残高は積立金額の2倍程度(月5万円積立なら10万円キープ設定)にしておくと安全です。
Q4. 楽天カード積立と楽天キャッシュ積立で同じファンドを設定できる?
はい、同じファンドに対して楽天カード積立(月10万円)と楽天キャッシュ積立(月5万円)を別々に設定できます。合計で月15万円の積立が可能です。
Q5. ポイントはいつ付与される?
楽天カード積立のポイントは積立日の翌月上旬頃、楽天キャッシュ積立のポイントは積立実行月の翌月上旬に付与されます。付与されたポイントは楽天ポイントとして通常通り使用でき、SBI証券のような「ポイント投資」機能として投資信託の買付にも使えます。
Q6. 楽天カード積立は今後また改悪される可能性がある?
過去に複数回の改悪実績があるため、将来的な変更の可能性は否定できません。重要なのは、ポイント還元はあくまで「おまけ」として捉え、積立の主目的を新NISAの非課税運用や低コストでの長期投資に置くことです。ポイントが0になっても後悔しない投資計画を立てておきましょう。
まとめ:楽天証券はカード+キャッシュ月15万円積立でポイント最大化
楽天証券の楽天カード積立・楽天キャッシュ積立のポイントをまとめます。
- 楽天カード積立(月10万円)+楽天キャッシュ積立(月5万円)で月最大15万円の積立が可能
- 楽天キャッシュ積立はカードチャージ0.5%+積立0.5%=1.0%の二重取り
- 低コストインデックスファンドで積み立てる場合:一般カード→合計1,000pt/月・ゴールドカード→合計1,500pt/月(月15万円フル積立時)
- 2026年現在の改悪経緯を把握し、ポイントは「おまけ」として過度に期待しない
- 新NISAのつみたて投資枠(月10万円)をカード積立でフルカバーし、追加分をキャッシュ積立で補う使い方が最も合理的
楽天経済圏(楽天銀行・楽天カード)を中心に使っている30〜40代の会社員にとって、楽天証券のダブル積立は最もシンプルかつ効率的な資産形成の仕組みです。iDeCoの選び方についてはiDeCo口座SBI証券・楽天証券・マネックス証券3社徹底比較もあわせてご覧ください。
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